レンズ構成6群6枚。発売1953年。typeRというのはレトロフォーカスという意味。
買ったときはレンズが曇っていた。それを承知で買ったもので、試し撮りしてみると見事にかすんだ画像になった。
Lマウントアンジェニューはそのままで使えるようなコンデションの良いものはなかなか売りにはでない。
関東カメラでみてもらうと、このレンズはクリーニング可能だということで、きれいにしてもらい使えるようになった。よかった。
Lマウントのアンジェニュー35mm f2.5。レンズ構成5群6枚。発売1950年。
前球に凹レンズを配した典型的なレトロフォーカスタイプで、このタイプのレンズの名称となった歴史的な銘玉。
フィルターはたぶんアンジェニューの純正。フードは定番のMSオプチカル。質感がすばらしい。
レンジファインダーをもっぱら使うようになってから、このLマウントのアンジェニューをそろえるために、キヤノンNF-1やニコンF3、コンタレックス、レクタフレックスなど一眼レフのボディやレンズをすべて売り払ってしまった。
コニカARだけはどうしても未練があって残してある。
Lマウント アンジェニュー 35mm f3.5 type X1 typeXはテッサータイプを意味する。
このレンズの評論は知る限りで「大竹省二のレンズ観相学 距離計レンズ編」の本だけで「女性的な線の美しさ」と評価されている。開放値が低いのはテッサータイプの特性。開放値が低いからといって、実用本位のレンズとは思えない。
4隅の歪みも非常に少なくまじめなレンズ。
35mmはレトロフォーカスタイプがやはり有名で、現物を見るまで、このレンズを見たことがなかった。
アンジェニュー 35mm f3.5 type X1 プロビア100F。11月末の箱根 仙石原。シーズンも終わり頃で、風が強いところではカヤの綿毛が大分飛んでしまっている。ローコントラストなものを撮るといい感じの写真になるが、ハイコントラストなものには向いてないのはクラシックレンズの一般的な傾向。
私は箱根ではこの仙石原が一番好き。
アンジェニュー50mm f1.8 Type S1
レンズ銘のタイプSというのは、写真工業2003年6月号のアンジェニュー特集によると、ガウスタイプのこと。
数年前に「ジャンク状態」で売りに出されていたもので、へたな新品レンズより高い「ジャンク」だった。で、金をドブに捨てるつもりで買った。たしかにクモリがひどく全く使えない状態だった。
最初に相談したところでは、修理を断られた。理由は光軸がガタガタにずれているのと、オリジナルの状態ではなく、改造レンズであるとのこと。
カメラスタイルの13号の「ノンライツ特集」の写真と、世界のライカレンズpart3のこのレンズの写真を見くらべると微妙にちがう。このレンズは世界のライカレンズpart3の写真に近いがヘリコイド部にローレット加工がない。やはり改造レンズと見るべきか。
ここで断られたらあきらめようと山崎光学研究所に持ち込んだが、ここは引き受けてくれて時間はかかったが見事に再生してくれた。感謝。
クモリはレンズの貼り合わせ面の劣化によるもので、レンズ自体は非常にクリアな個体であると言われてうれしくなった。
フィルター径は、レクタフレックスマウントのものと同一で、以前ケンコーでフィルターのオーダーを受け付けていた頃にフィルターを1個つくってもらった。
茨城県のつくり酒屋の酒林。酒屋さんの名前を忘れてしまった。
写真の出来より、あのジャンクレンズがここまで再生したか、再生できるのか、ということに感激。
アンジェニュー50mm f1.8 Type S1 Lマウント プロビア100F ヘキサーRF
LマウントのP.ANGENIEUX 90mm f1.8。このレンズのフィルター径は例によって特殊サイズだが、28mm f3.5と同じなので宮崎オプチカルで28mm用につくっているものが流用できる。
ただ、28mm用そのままでは、フードが短いので適当なフードを組み合わせないとフードの効果はない。
ライカM6HM(0.85)とP.ANGENIEUX90mm f1.8
このアンジェニュー90mmを買ってから、常用しているヘキサーRFではファインダー倍率が低くて、レンズを使いきれないことに気がついた。
ファインダー倍率の高いボディが欲しくなりM6HM(0.85)を探しまくって買った。
90mmのf1.8のLマウントはノンライツレンズの中でもレアで、「覚悟」を決めて買ったが、結果から言うと買ってよかった。カラーでの発色もいいです。アンジェニュー90mm f1.8 Lマウント ヘキサーRF プロビア100
狛犬をアップで撮るとこんな感じ。アンジェニュー90mm f1.8 Lマウント ヘキサーRF プロビア100
プロの使っているレンズを使っても素人ではぜんぜん使えないこともあるけど、このレンズは使ってみると自分でもそれなりの写真が出来るのでうれしくなった。アンジェニューがくせ玉だと言う評論もあるがこのレンズについては当てはまらない。
4群4枚構成 トリプレット発展型
私としては最初に買ったアンジェニューレンズがこの90mm f2.5で、ミノルタX700を持っていたころにエキザクタマウントのものを買った。
安いし、軽いし、(フィルターもアンジェニューとしてはめずらしく43mmの普通のねじ込み式フィルターが使用可能)使いやすいレンズなので、晴れた日でも使いたくなるが、やはりハイコントラストなものには向かない。絞り込んでもそれほど解像度が上がるわけではないが、そこはアンジェニューで、色調は中間色が豊か。世界のライカレンズpart3に詳細な評論がある。
こちらは、ミノルタX700に純正アダプタを介してつけたエキザクタマウントのアンジェニュー35mm f2.5。ミノルタSRマウントにエキザクタアダプタを付けて使用するのは、アンジェニューを使う上では一番安くて使いやすい。
各社のエキザクタマウントのアダプタの中には無限遠の出ていないひどいものもあるが、これは問題ないし、定評のあるファインダーも見やすい。ボディも安くて信頼性がある。
なにより、エキザクタマウントのアンジェニューが安いことがよい。
LマウントのアンジェニューをそろえるためにミノルタSRマウントもこのレンズもすべて売り払ってしまった。
アンジェニューの35mmはエキザクタマウントとM42では似ているようでもコーティングも鏡胴の構造もちがう。
エキザクタは回転ヘリコイドでM42は直進ヘリコイドだ。
レクタフレックスは、もともとM42との共用が前提となっているようで、アダプタをはずすとM42に変わる。